忍者ブログ
純文学、ミステリ、SF、マンガ、オカルト等々、ジャンルを問わぬ乱読の末の読書日記です
[31] [30] [29] [28] [27] [26] [25] [24] [23] [22]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

今回のお題 夜歩く改版

*ネタばらしをしていますので、気になる方は先に「夜歩く(横溝正史著)」をお読みになってください。

横溝作品は何冊か読んできたのですが、これはドラマや映画で見た記憶もありませんし、その点においては目新しいものなのですが、大変に安心して読めました。

つまりどういうことかと言いますと、トリックが古典的なのです。

ミステリ好きの方なら皆さんご存知のトリックを駆使した作品なので安心して読めるわけです。

ただし、一点だけ奇妙というか、読書時の安心感を打ち破ってくれたのが、この本の構成そのものでした。

伏線は多分にあり、たしかにそれらも安心の要素として読み続けていくわけですが、最後にどんでん返しが来ることになります。

それはたぶんアガサ・クリスティのアクロイド殺しに似たものがあると考えたわけです。

もうこれを言ってしまったらオチを言っているのと同じなわけですが、別にアクロイド殺しに酷似した作品だといっているわけではなく、ただ、本書を読んでアクロイド殺しを思い出したというだけです。

アクロイド殺しに関しては世界一のアンフェアミステリとして名高いですが、実はアクロイド殺しすらも私にはアンフェアだとは思えないわけです。

だって、所詮娯楽ですからね、ミステリは。

それをアガサ・クリスティだって念頭においていたのではないかと思うのです。

たしかにメソポタミア殺人事件なんかは、実際にご主人のメソポタミア遺跡の発掘作業について同行したわけですから、それが根底にあるとは思いますが。

ということで、この「夜歩く」、横溝作品の中ではあまり売れなかったことで有名ですが、意外と古典的でおもしろいです。

古典的な安心して読めるミステリ作品をお探しの方は、ぜひ読んでいただきたいですね。
PR


忍者ブログ [PR]
カレンダー
06 2026/07 08
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
プロフィール
HN:
酔勁
性別:
非公開
職業:
自営業
趣味:
仕事
自己紹介:
年齢不明、性別不明、正体不明、意味不明のネコもといサル?
しかしギネスとバスペールエールをこよなく愛していることにウソ偽りはないが、コレステロール値を下げるため禁酒中。
めざせ!!脱デブ!!がスローガンの毎日
バーコード
ブログ内検索
カウンター
アクセス解析
フリーエリア